シュトーレン

2017年11月29日 Nakayama Keiko

シュトーレンは、ドイツやフランス・アルザス地方で食べられている発酵菓子。

ドライフルーツやナッツがぎっしりと練り込まれた生地を、お砂糖で覆って作られた特別なパンです。

真っ白の粉糖を纏って仕上げることが多いシュトーレンの様子は、おくるみにくるまれた幼子イエス・キリストの姿に見立てられているとも言われていて、クリスマスと縁が深いお菓子です。

クリスマス前のアドベントの時期(約4週間)に、少しずつ楽しむようなイベントスイーツなので、長期保存がきくように作られているのが特徴です。

口に入れた途端に広がるスパイスやラム酒の香りにクリスマスの訪れを感じ、わくわくした気持ちにしてくれます。

今年のシュトーレンは、7種類のフルーツの洋酒漬けと5種類のスパイスをブレンドして作っています。

焼き上がりにひたす溶かしバターには、フランス産AOCバターを使用して仕上げるので、

口に含むと香り豊かなバターの香りがじんわりと口に広がります。

シュトーレンは、切る場所によっても、あたるドライフルーツやナッツが違うので、食べるたび、味の印象が違うことも。

また、日が経つごとに熟成して味が変わるので、毎日、新たな気持ちで楽しむことができるお菓子なんです。

だからこそ、数日で食べきるのではなく、ちょっとずつちょっとずつ毎日楽しむのがおすすめ。

 

シュトーレンの熟成を楽しみながら、美味しく食べるのにおすすめの切り方は、真ん中からカットしていくことです。

そして左右のパンを、真ん中から交互に、外側へ食べていきます。

スライスした後は、お互いのカット面を合わせて、ラップで包み湿気の少ない暗所で保管します。

そうすると、断面の部分をぴったりと合わせて保存ができるため、断面図が空気にさらされにくく乾燥を防ぎ、保存性と熟成に適しています。

 

熟成のほかにもトッピングのアレンジや飲み物との相性、温度の変化でより楽しみが増すシュトーレン。

クリームチーズを薄く伸ばすように塗ると、チーズのコクがシュトーレンの風味を引き立て、また違った味わいを楽しめます

 

また、温度を変えると、常温では感じない風味を感じることが出来ます。

シュトーレンをレンジで10秒ほど、ほんの少しだけ温めるとふわっと香りが立ちます。

さらに、生地やドライフルーツの食感の変化も感じることが出来ます。

軽くレンジで温めたシュトーレンに砂糖を入れずに泡立てた生クリームを添えると上品なデザートに。

 

シュトーレンには甘さがしっかり付いていますので、ブラックコーヒーやエスプレッソとの相性がおすすめです。

また、蒸留酒の香りやリキュールの甘味、酸味がコーヒーのもつ香りや味わいと合わさったコーヒーカクテルとの相性は、シュトーレンのをさらに奥行きのある味わいに感じさせてくれ、いつもと違った特別な時間を演出してくれます。

シュトーレンの熟成による味わいの変化、様々な食べ方、組み合わせのなかからお気に入りを見つけながら、アドベント期間を楽しくすごしてくださいね。


パティシエ

中山圭子

Nakayama Keiko

Respirer代表。SCWで焼き菓子担当として勤務後、地元鳥取で「焼き菓子屋Respirer」開業。コーヒーとのマリアージュの大切さを理解して創られる焼き菓子は大胆且つ繊細。本場フランスの牧場や農園での経験を活かし、素材の大切さを伝えていく。



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