スパイスで体ぽかぽかトルコ式コーヒーと秋冬限定エスニックコーヒー

2016年9月30日 Morita Azusa

時には1日の疲れを癒してくれて、またある時には「今日も頑張ろう」と励ましてくれるコーヒー。
そんな毎日のコーヒータイムが、皆様にとって「豊かなひと時となりますように」という思いを込め、コーヒーに関する日々の小さな発見をまとめていきたいと思います。

 

今回のトピックは、寒い季節にぴったりのスパイス入りコーヒードリンク「トルコ式コーヒー」。
抽出方法の中でも長い歴史を誇りますが、実はお家でもお鍋を使って簡単に楽しむことができます。
特にエキゾチックなスパイスがお好きな方や、この秋冬、体の中から温まりたい方にはお薦めです!

 

Turkish coffee

Photo: Eaeeae

 

トルコ式コーヒー。その歴史とは?

コーヒーの抽出といえば、ペーパードリップやフレンチプレスなど、コーヒーを濾して飲む方法が思い浮かびますよね。
けれども以前は、コーヒーの粉を水で煮出して、上澄みだけを飲む方法「トルコ式コーヒー」が一般的な方法とされていたそうです。

 

時を遡るとこのような感じ。

 

エチオピアで発見されて以来、13世紀後半には僧侶たちが眠気覚しの秘薬として実を煎じて飲んでいた、と言われているコーヒー。
その発見に関する言い伝えには、キリスト教バージョン(ヤギ飼いのカルディによるコーヒーの実の発見)と、イスラム教バージョン(13世紀。僧侶シェーク・オマールと、赤い実をついばむ小鳥の話)がありますが、いずれにせよコーヒーの実を煎じたり、スープにしたりしていたことが、話の内容からうかがえます。
それからしばらくは宗教的な用途で使われていましたが、15世紀になってやっと嗜好品として一般人に知られるように。
16世記にはトルコのコンスタンティノープル(現イスタンブール)で、歴史上知られている中で最も古い喫茶店が産声をあげました。
当時から、柄杓型の小鍋のような器具「イブリック(別名ジャズベ)」を使用して挽いた豆を煮出し、上澄みを飲むことでコーヒーを楽しんでいたそうです。
「濾(こ)す」という発想が出てきたのが18世紀後半なので、トルコ式コーヒーの歴史の長さが分かりますよね。

 

・・・・・ちなみに、一部の日本人が最初にコーヒーを飲んだのは1690年頃。長崎・出島での出来事だそう。

この頃もトルコ式だったと思われますが、どんな味だったのでしょうか・・・!

 

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トルコ式コーヒーの淹れ方

一見、難しそうなトルコ式コーヒーですが、お鍋を使えばご家庭でも簡単に淹れることができます。
アロマオイルと同じように、ご自身がリラックスできるスパイスを少し入れて、癒しの1杯を作ってみてはいかがでしょうか?

 

【材料】

4~5人前

極細挽きの深煎り豆……24g

砂糖…………………………18g

水……………………………300cc

スパイス…………………… 適量

 

【作り方】

材料の全てを小鍋に入れて弱火~中火にかけ、スプーンでかき混ぜながらゆっくりと温めます。
やがて泡がぶくぶくしてきたら火からおろして軽くかき混ぜ、再び火にかけます。
これを3回ほど繰り返すことでコーヒーを煮出します。
最後に鍋を火からおろし、粉が底に沈むまで少し待ったら、カップに注いで出来上がりです。

 

本格派は、煮出している時に出る小さな泡をスプーンですくい、丁寧にカップに移す作業を繰り返し、最後に泡を消さないように残りのコーヒー液を注ぎます。

スパイスには好みがあるとは思いますが、シナモンやカルダモン、ジンジャーなどを入れると、よりエキゾチックな風味を楽しめます。

お豆は、サントス、コロンビア、キリマンジャロのディープローストがスパイスとマッチ。
個人的には、クリーンでほろ苦いキリマンジャロと、程よい果実味も残るコロンビアが美味しくいただけました!

 

 

Sanwa Coffee Worksに
スパイシーな秋冬のエスニックコーヒードリンクが新登場!

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スパイスの香り豊かなトルコ式コーヒーと、甘味+唐辛子の組み合わせが印象的なメキシコの食文化にインスピレーションを得た、秋冬のエスニックコーヒードリンク「スパイスミーアップ(Spice me up)」が11月1日(火)に新発売となります!

自家焙煎の深煎り豆を使用したホットラテに、シナモン、カルダモン、ショウガ、チリなどのスパイスを配合しています。

唐辛子のパンチとスパイスのアロマが、体の中からぽかぽかと温めてくれて、これからの季節にぴったりです。

 

ご家庭でのトルコ式コーヒーと合わせて、ラテ風アレンジのこちらのドリンクも試してみてくださいね!

 

名称・価格:    スパイスミーアップ(Spice me up)460円(税込)

期間:              2016年11月1日(火)~2017年2月28日(火)


スタッフ

森田 あずさ

Morita Azusa

オーストラリア・シドニー、メルボルンでコーヒーショップを対象としたコラムの仕事に従事。その中で様々なコーヒーショップの取り組みなどを知り、自分自身もコーヒーの世界へ。



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